コロナの狂気

 4月も終わるが、コロナヒステリーはいまだに続いている。学校は登校禁止となり、高校野球は中止され、相撲は無観客試合となり、オリンピックは1年延期され、映画館もスーパーも学校も、人が集まるところは皆閉鎖され、さらに旅行には行くなといわれ、旅行に行くと、他府県ナンバーの車は写真にとられ通報され傷つけられる。どこにも行き場がなく、皆家でじっとしている。そうやってもう二カ月になる。異常だ。なぜこんなことになってしまったのか。コロナのせいである。しかしコロナというのは単なる風邪である。強くてもせいぜいインフルエンザ程度の風邪である。なのにこの騒ぎ。このまま数か月も経てば、倒産が増え、失業者も増え、自殺者も増えて社会が崩壊してしまう。こんなことは今までなかった。しかし単なる風邪で経済が数か月も止まるのはなぜか。それは人類の持つ逃れられない精神疾患のせいかもしれない。
 人間は不安から逃れたいという衝動のようなものを持っている。だから不安を減らす情報をいつも求めている。情報はどんなものでもいい。非科学的なものでも、でたらめなものでも不安が解消されるならそれでいい。だから不安はすぐに利用される。不安がない場合は、まず誰かが不安をつくり、不安をメディアを使って煽り、不安や憎悪の原因を攻撃すればいい。すると、金魚の糞のように、関連する情報が集められ、ものの数か月で、大衆の6~8割はすぐに洗脳される。洗脳された人間は、その情報がどれだけ非科学的で、非論理的で、非常識なものであっても、信者脳になっているから、他人の意見をいっさいきかなくなる。
 昔私は、高校の社会科の授業で、洗脳授業をやったことがある。数か月間北朝鮮の悪口ばかり言ってたら、あるとき急に数人の男子生徒が鉛筆をもって立ちあがり、日本にいる北の人間皆殺しや、と叫び、先生が立ちあがるなら俺らついていくといってくれた。それで苦笑いしながら、これは洗脳の授業だとネタ話してことなきをえたことがある。人間はすぐに洗脳されるのである。洗脳の方法は超簡単で、都合の悪い情報を出さなければいいだけ。相対的科学的に考えさせるのは駄目。一方的な情報を出すだけで、びっくりするほどひっかかる。
 今度のコロナ騒動は韓国のでたらめな反日運動とまったく同じである。非科学的で非常識な情報を流して、大衆を洗脳し、不安を煽り、人気を高めて、事後責任をとらない。